2016年11月30日
簡潔に、分かりやすく訳していくやで〜
何分数があまりにも多いもので、
全ての秀歌を網羅するスレではないという事をご了承しちくり〜
16/11/29 18:12 ID:2m0tcSsA0N
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あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る
そんなに紫草の野と標野を往復なさって、野の番人が見てしまいますわ。貴男が袖を振っていらっしゃるのを。
16/11/29 18:12 ID:2m0tcSsA0N
紫草のにほへる妹を憎くあらば人妻故に吾恋ひめやも
紫草のように、匂い立つばかりにお美しい貴女を憎く思っているならば、
どうして貴女が他人の妻だからといって、私がこんなに貴女に恋い焦がれる事があろうか。
16/11/29 18:13 ID:2m0tcSsA0N
いにしへの人に吾あれや楽浪の古き都を見れば悲しき
私は古代の人間なのだろうか。滋賀の旧都を見ると、わけもなく悲しくなる。
16/11/29 18:13 ID:2m0tcSsA0N
英虞の浦に船乗りすらむをとめ等らが珠裳の裾に潮満つらむか
伊勢湾の浦に船に乗り込む乙女たちの、珠のように美しい裳裾に潮がかかっていることだよ。
16/11/29 18:13 ID:2m0tcSsA0N
葦べ行く鴨の羽がひに霜降りて寒き夕べは大和し思ほゆ
葦の間を行き交う鴨の羽の根元に霜が降りるような、このように寒い夕べには、大和の国が偲ばれることだ。
16/11/29 18:13 ID:2m0tcSsA0N
吾はもや安見児得たり皆人の得がてにすとふ安見児得たり
私は、皆のアイドルを手に入れたよ。世の人皆が求めて得られぬ、アイドルを手に入れたよ。
16/11/29 18:13 ID:2m0tcSsA0N
磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど見すべき君がありと言わなくに
岩の上に生えている、アセビを手折っては見るものの、それが何になりましょう。
この花を見せるべき貴男は、もうこの世にいらっしゃらぬと言うのに。
16/11/29 18:14 ID:2m0tcSsA0N
石見のや高角山の木の間よりわが振る袖を妹見つらむか
島根の、高角山の木々の間より、私が袖を振っているのを、愛しい妻は見ただろうか。
16/11/29 18:14 ID:2m0tcSsA0N
百人一首を現代語訳するスレみたいなのあったよな
16/11/29 18:14 ID:fYRvpzEe0N
磐代の浜松が枝を引き結び真幸くあらばまた帰り見む
磐代の浜に生えている松の枝を結んだ。私の身に何事もなければ、帰りにこの枝をまた見よう。
16/11/29 18:14 ID:2m0tcSsA0N
北山につらなる雲の青雲の星離りゆき月も離りて
北山に続く青い雲が、どんどん明けて、晴れてゆく事ですわ。星が消え、月も沈んでいくのですもの。
16/11/29 18:14 ID:2m0tcSsA0N
マン葉集じゃないんか…
16/11/29 18:14 ID:RNQii32E0N
あかねさす日は照らせれどぬばたまの夜渡る月の隠らく惜しも
日が昇るのは嬉しいが、真っ暗な夜をかけて行く月が隠れてしまうのが、惜しい事だ。
16/11/29 18:14 ID:2m0tcSsA0N
大宮の内まで聞こゆ網引きすと網子ととのふる海人の呼び声
宮中にまで聞こえる事だ。「網を引くぞ」と、網を引いては整えている漁師たちの呼び声が。
16/11/29 18:15 ID:2m0tcSsA0N
田児の浦ゆうち出でて見れば真白にそ不尽の高嶺に雪は降りける
田子の浦を経由して、浜に出ていて見たらば、真っ白に富士山の高い峰に雪が降り積もっている。
16/11/29 18:15 ID:2m0tcSsA0N
吾妹子が見し鞆の浦の室の木は常世にあれど見し人ぞ亡き
愛しい妻が見た、鞆の浦の榁の木は変わらず存在しているが、木を見た妻はもうこの世の人ではないことだ。
16/11/29 18:15 ID:2m0tcSsA0N
古典常識がないとただ現代語訳されてもようわからんな
16/11/29 18:15 ID:M6As4sBCdN
妹として二人作りし吾が山斎は木高く繁くなりにけるかも
妻と一緒に、二人で作り上げた私の庭は、木々が高く育ち、茂るようになったことだ。
16/11/29 18:15 ID:2m0tcSsA0N
妹が見し楝の花は散りぬべし我が泣く涙いまだ干ひなくに
妻が見た栴檀の花は、もう散ってしまった事だよ。私が妻を思って流した涙が、まだ枯れぬというのに。
16/11/29 18:16 ID:2m0tcSsA0N
現代語訳だけ見るとぐう凡
16/11/29 18:16 ID:M3JclouL0N
福のいかなる人か黒髪の白くなるまで妹が声を聞く
どれほど幸福な人であろうことか。黒髪が真っ白になるまで年老いて、なお奥方が健在で、その声を聞くことができる人は。
16/11/29 18:16 ID:2m0tcSsA0N
春の野に菫採みにと来し吾ぞ野をなつかしみ一夜宿にける
春の野に、スミレを摘もうとやってきた私は、スミレの花咲く野に心惹かれたので、そこで一晩夜を明かした事だよ。
16/11/29 18:16 ID:2m0tcSsA0N
夏山の木末の繁にほととぎす鳴き響むなる声の遙けさ
夏を迎えた山の、梢に、ホトトギスがしきりに鳴く声が響いている、その声の遠い事よ。
16/11/29 18:16 ID:2m0tcSsA0N
夕月夜心も萎に白露の置くこの庭に蟋蟀鳴くも
月の明るい夕べ、心がしおれることだ。白露が下りている、この庭にこおろぎが鳴くのを聴くと。
16/11/29 18:17 ID:2m0tcSsA0N
吾背子と二人見ませば幾許かこの零る雪の嬉しからまし
愛しい夫と一緒に二人で見る事ができたならば、どんなにか、この降り積もる雪が嬉しい事でしょうか。
16/11/29 18:17 ID:2m0tcSsA0N
朝にゆく雁の鳴く音は吾が如くもの念へかも声の悲しき
朝、飛んでゆく雁の鳴き声を聴くと、雁も私のようにもの思いに沈んでいると思われる。鳴き声があまりにも悲しいから。
16/11/29 18:17 ID:2m0tcSsA0N
戦国武将の辞世の句現代語訳とかしてくれへんかな
だいたい分かるようなの多いけども
16/11/29 18:17 ID:GwrUw6C0rN
吾背子が来べき宵なりささがにの蜘蛛のふるまひかねてしるしも
愛しい夫が、いらして下さる夜だわ。蜘蛛がそのようにふるまって、このように予兆があるのですもの。
16/11/29 18:17 ID:2m0tcSsA0N
筑波嶺に雪かも降らる否をかも愛しき児ろが布乾さるかも
筑波山の峰に、雪が降ったのだろうか。いや違う、愛しい女の子たちが真っ白な布を干しているのだ。
16/11/29 18:18 ID:2m0tcSsA0N
おもしろき野をばな焼きそ古草に新草まじり生ひは生ふるがに
趣深い野に、火を放たないでおくれよ。去年生えた草に交じって今年の草が生えているのが、とても魅力的だから。
16/11/29 18:18 ID:2m0tcSsA0N
ご覧になって下さってありがとう
これで〆やでー
雪の上に照れる月夜に梅の花折りて贈らむ愛しき児もがも
雪の上に光が降りて照らしているこの月の夜に、梅の花を手折って、贈る愛しい彼女がほしいものだ。
僕も万葉集について一緒に語れる彼女が欲しいです(届かぬ想い)
16/11/29 18:18 ID:2m0tcSsA0N
橘の寺の長屋に吾がいねしうないはなりは髪上げつらむか
これの現代語訳も頼む
16/11/29 18:20 ID:4ZW6f2BH0N
見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ
↑これに勝てる歌あんの?万葉集ざっこ
16/11/29 18:21 ID:oxNTWrBn0N
平忠度の和歌すき
16/11/29 18:23 ID:tmXT86Pj0N
女性による歌をお嬢様口調で訳されるのが素敵であることだなあ。
16/11/29 18:24 ID:f8er4+U1aN
コメント一覧 (4)
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- 2016年12月01日 00:09
- いいチョイスだが和歌の分かち書きはやめてほしいな
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- 2016年12月01日 21:01
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妹=妻
古来より日本人は始まっていた...?
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- 2016年12月03日 12:39
- 良いスレだで
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「なつやまの こぬれのしげに ほととぎす なきとよむなる こえのはるけさ」
「はるのその くれなゐにほふ もものはな したでるみちに いでたつをとめ」
「あらたしき としのはじめの はつはるの けふふるゆきの いやしけよごと」
「ふぢなみの かげなすうみの そこきよみ しづくいしをも たまとそあがみる」